む、ようやく戻ったかあるじよ 待ちくたびれたぞ、今日はどこで何をしていたんだ? 私は夕食も食後の鍛錬も入浴も済ませてあるから あともう少し遅れたらお前の部屋で眠ってしまうところだったぞ まあそんなことはいい、早くベッドの上に来い なんだ?もっと近くに座らないかホラこっちだ 今日も寝つきの悪いあるじのためにこの関羽がはせ参じたのだぞ? 毎度のことなのにそう緊張してくれるな ふーむ、さてどうするかな…… よし、では私の太ももに頭をのせて横になるといい そう、いわゆる膝枕というやつだな 何を遠慮している、それとも照れているのか? あっ!オイ抵抗するな こらっ!逃がすかっ! フフンッあるじよ、この関羽に力で敵うと思ったか? 観念しておとなしく私に身体を預けておけ どうだ……悪くないだろう? 玄徳はコレをされたら数分で寝てしまうのだぞ あいつも放っておくと朝まで読書をやめないからな あるじもパソコン?やスマホ?をよく使うから目が疲れてるだろう そういう人は目の周りや頭皮をマッサージすると寝つきがよくなるそうだ 無論やり方は心得ている さあ目を閉じてリラックスして…… どうだ?目のふちやこめかみあたりを指圧すると 気持ちいいだろう 初めは少しばかり痛いかもしれないな だが次第にほぐれていくはずだ いつもあるじはスマホをいじってばかりいるが いったい何をしているんだ? 私には皆目見当もつかないが…… そういえば孔明が写真が撮れると言っていたな なら今度玄徳の写真を撮って私に見せてくれないか(やや恥ずかしそうに) だが着替えや入浴中などを撮ったら承知せんからな? フフッなんてな……あるじはそんなことはしないか ふむ、やや頭部の張りがとれてきたみたいだ だが少し体が冷えてしまったかもしれないな では布団の中にはいるとしよう…… さあいいぞあるじ ん、もちろん私も一緒に寝るつもりだが? 少し狭いかもしれないが密着すれば二人でも大丈夫だろう それに私は代謝が良く体温が高めだから温かく眠れるはずだ ……オイあるじよ、添い寝くらいで何を恥ずかしがっている 風邪でもひかれたら困る、ほら来いったら!